Torrent(トレント)リスク回避 | P2P利用のリスクを下げる5つの方法【中級】

読者
Torrentを使ってるけど安全性が確保できているか不安・・・

Torrent(トレント)は大きなファイルをダウンロードするための非常に実用的な方法であると同時に、著作権を侵害するコンテンツを共有するための主要なメカニズムでもあるためインターネット上で最も論議されているトピックの1つです。

あらゆる種類のトレントにアクセスすると、 利用者のオンラインセキュリティが危険にさらされる可能性があることはご存知でしたか?

当サイトではP2P利用のリスクを回避するためにTorrent VPNを使うことを強く推奨していますが、VPN以外にもリスクを軽減する方法を紹介します。

この記事では

VPN利用を含めた、Torrent(トレント)利用のリスクを下げる5つの方法を紹介します。

 

Torrent利用のリスクを下げる5つの方法

まず初めにTorrent(トレント)利用のリスクを下げる5つの方法を紹介します。

  1. 常にVPN接続をする
  2. 良質なTorrentクライアントの利用する
  3. .torrentファイルのコメントを確認する
  4. 信頼できるアップローダーか確認する
  5. ウイルス対策ソフトを導入する

各詳細は以下で紹介していきます。
 

常にVPNに接続しておく

Torrentを安全に使用するためにVPNに接続する目的は以下の3点です。

ポイント

  • IPアドレスの秘匿
  • ISPによるスロットリングの回避
  • Torrentサイトへのアクセス

IPアドレスの秘匿

すでにTorrentユーザーの場合はご存知でしょうが、Torrentを安全に利用するためにはVPN接続が必須です。VPN接続をすることで、ユーザーの実際のIPアドレスを秘匿するためです。

P2P接続では同じTorrentファイルを共有しているユーザーにIPアドレスが表示され、IPアドレスから 法務執行機関やハッカーに身元特定などをされるリスクがあります。

VPNを利用すれば接続先のVPNサーバーのIPアドレスが代わりに共有されるため、トラフィック傍受をされても、ユーザーの個人情報の特定には繋がりません。身元を特定したくても、最終的には選択したVPNプロバイダのサーバーにたどり着くため、ユーザーのIPアドレス及びトラフィックは特定できません。
 

ISPによるスロットリングの回避

VPNは世界中にある専用サーバー(プライベートサーバー)を介して、すべてのインターネットトラフィックをリダイレクトすることで実際に使用しているIPアドレスを隠します。すべてのデータを暗号化し、ISP(インターネットサービスプロバイダ)またはその他のサードパーティによる監視や追跡を防ぎます。

VPN接続による暗号化やIPアドレスを秘匿することはBitTorrentの使用に関してさまざまな側面で役立ちます。例えば、VPNを使用すればTorrentを利用していることがISPが判断できなくなるためスロットリングを回避できます。

VPNに接続することでISPがユーザーのオンラインでの行動を把握できなくなり、トレントを利用しているかどうかを検出できないため、スロットリングによる帯域幅や接続速度に制限されることがなくなります。


 

Torrentサイトへのアクセス

最後に、多くの ISPはトレントサイトへのアクセスをブロックしています。合法的なダウンロードをする場合でも、 Torrentファイルを見つけるために必要な検索エンジンにアクセスすらできない可能性があります。

VPN接続をすれば、ISPによるトレントサイトのブロックを解除できます。

ココがポイント

VPN接続をすることで身元特定やISPによる通信速度の制限の回避、ブロックされたトラッカーサイトにアクセスできるようになる。


 

おすすめVPNプロバイダ


 

良質なTorrentクライアントの利用


 

Torrentファイルのコメントを確認する

すでにTorrentを長く利用されている方には当然かもしれませんが、最近利用を始めたばかりの方にとっては特に始めていただきたいことです。

ほぼすべてのトラッカーサイトでは、ユーザーは各ファイルのダウンロードページ内でコメントすることができます。ファイルが欠落している場合やコンテンツ内容が違う場合、または危険なマルウェアが含まれている場合にユーザーはコメントを残すことで他のユーザーに警告することもあります。匿名のオンラインコメントは常に半信半疑で捉えるべきですが、探している特定のファイルが複数ある場合は他のユーザーのコメント・レビューは判断材料になります。

ココがポイント

他ユーザーのコメント確認は時にマルウェアをダウンロードしない対策になる。


 

信頼できるアップローダーからダウンロードする

Torrentを通してダウンロードするためには、誰かがファイルをアップロードする必要があります。

良質で求められているコンテンツをアップロードすることに定評があるユーザーから.torrentファイルをダウンロードするようにしましょう。常に高評価のユーザーがアップロードしているファイルは信頼できるケースが多いです(もちろんコメントは確認してください)。

通常、信頼できるユーザーの.torrentファイルは、かなりの数のシーダーがあります。シーダーの数の多さはダウンロードが高速になることを意味するだけでなく、数百または数千の人々がファイルを保存し他のユーザーがダウンロードできるようにシードすることを選択したということでもあり、ファイルの正当性の指標にもなります。

ココがポイント

高評価ユーザーのファイルの正当性・信頼性が高いケースが多い。


 

ウイルス対策ソフトの導入

ダウンロードしているファイルに関係なく、Torrentのコンテンツはマルウェアに感染している可能性が常にあると疑いましょう。

ウイルスに侵入された後にデバイスをクリーンアップする手間を省き、合理的な予防策を講じるため、VPNと一緒にKasperskyやNortonのようなウイルス対策プログラムの1つをインストールすることは安全にトレントするためにマストです。

トレントを頻繁に使用することを計画している場合は、プレミアムサービスの料金を支払うことを強くおすすめしますが、カジュアルユーザーの場合は無料のウイルス対策ソフトウェアでも十分です。

ココがポイント

ウイルス対策は手間やストレスを省くためにも絶対にしておく。



 

まとめ

当サイトでは違法なコンテンツをダウンロードするためにTorrentを使用することを推奨していません。

著作権に触れていない合法的なファイルをダウンロードしている場合でも、当記事で紹介したリスクにさらされている可能性があります。安全にトレントを開始する最良の方法は、優れたTorrentクライアントをダウンロードし、優れたVPNとウイルス対策ソフトウェアでバックアップすることです。

また、ダウンロードページで他のユーザーのコメントを確認し、信頼できるソースによってアップロードされたファイルをダウンロードしているかを確認することでよりリスクを下げることが期待できます。

  • B!