
違法ダウンロードやアップロードは、ニュースでたびたび報じられる身近な犯罪行為です。
実際に逮捕された事例もあり、「自分は大丈夫」と思っていても安全とは限りません。
この記事では
- なぜ違法行為が発覚するのか?
- どうやって特定されるのか?
を簡単に紹介します。
注意!
torrent-matome.comは著作権で保護されたコンテンツのダウンロード・アップロードのためにTorrent(トレント)を使用することを推奨していません。トラブルや損失に対して、当サイトは一切責任を負いません。
違法ダウンロードとは
- 違法ダウンロードの定義
- 著作権法違反で処罰される可能性
- 刑事罰はあるが逮捕例は少ない
- 多くは民事上の責任を問われる
著作者の許可なくアップロードされた映画・アニメ・音楽・漫画などをインターネットからダウンロードする行為を指します。
違法ダウンロードは著作権法に違反し、2年以下の懲役または200万円以下の罰金が科されることがあります。
法的には刑事罰の対象ですが、実際に逮捕されるケースは稀で、民事での責任追及が主となる傾向です。
違法ダウンロードでは損害賠償請求など、民事訴訟に発展するケースが多く見られます。
違法ダウンロードで逮捕される?
- 違法ダウンロードでの逮捕例は少ない
- 親告罪であることが理由のひとつ
- 立証が難しく捜査も非効率
- 逮捕されないとは限らない
- P2Pではアップロードも同時発生
実際に違法ダウンロードで逮捕されるケースは少数であり、現状として頻繁には行われていません。
違法ダウンロードは親告罪であり、著作権者からの告訴がなければ捜査されません。
ダウンロードの証拠を集めるのが難しく、摘発に大きな手間とコストがかかるため捜査が進みにくいです。
逮捕例が少ないとはいえ、違法ダウンロードが完全に安全というわけではなく注意が必要です。
トレントなどのP2Pではダウンロードと同時にアップロードも行われ、アップロードによる逮捕リスクは十分にあります。
違法ダウンロードが発覚する理由
- トレントはIPアドレスが公開される
- IPアドレスは端末ごとに付与される
- 通常はIPだけで個人情報は漏れない
- 違法ファイルの利用者は特定される
- 開示命令により個人情報が明らかに
トレントを利用すると、ファイルを共有している全員に自身のIPアドレスが公開されます。
インターネットを使う際、全ての端末には固有のIPアドレスが割り当てられます。
IPアドレスだけでは一般的に個人の特定はできませんが、特別な手続きにより可能になります。
違法ファイルのアップロード者は、公開されたIPアドレスから特定されることがあります。
裁判所や警察がプロバイダに対して開示請求を行うことで、氏名や住所などの個人情報が明らかになります。
発信者情報開示請求の詳細は以下の記事にまとめています。
著作権侵害で発信者情報開示請求が届いた。原因はトレントで違法ダウンロード?
逮捕されないとタカをくくらない
上述のようにTorentでは仕組み上、ダウンロードと同時に必ずアップロードもします。
そのためファイルをダウンロードだけを一方的にすることはできず、アップロードもしている状態になります。
ダウンロードしているファイルの中に違法ファイルが含まれている場合は「違法ファイルをアップロード」していることになるため民事・刑事の法的責任を追及されることになります。
以下では実際にBitトレントでの事例を紹介します。
トレントでの著作権侵害の事例
- 実際に逮捕された事例がある
- 多数の動画を違法に共有していた
- 重大な被害規模で刑事事件化
- 民事でも損害賠償を請求される
2019年4月、BitTorrentを使ってアニメ動画をアップロードしていた三重県の会社員が著作権違反で逮捕されました。
容疑者はテレビ番組やアニメなど170本以上をアップロードし、18億円相当の被害を与えたとされています。
件数の多さと被害額の大きさから、著作権侵害が刑事事件に発展したと見られます。
刑事処罰に加え、著作権者から民事での損害賠償請求を受ける可能性も高く、責任は非常に重いです。
損害賠償
- 損害賠償額はケースバイケース
- アップロード数が損害額に直結
- 発信者情報開示費用も対象
- 少額でも重大な責任が伴う
民事上の損害賠償額は状況により異なりますが、共有したファイルの影響範囲が大きく関係します。
トレントではアップロードが自動で行われ、違法に共有されたファイルが何人にダウンロードされたかで損害額が算出されます。
違法行為を行ったユーザーを特定するための開示請求費用も、加害者に請求されるケースがあります。
損害額が少なくても、民事責任や裁判での履歴が残るため、社会的信用に影響を及ぼします。
以下ではトレントで違法ダウロードを誤ってしてしまった場合に備えて自己防衛をする方法を説明します。
匿名性を高めて自己防衛をする
- 知らずに違法ファイルを共有する危険がある
- ダウンロード中は中身を確認できない
- 知らなかったでは済まされない
- 発信者情報開示請求のリスクがある
トレントでは、利用者が意図せず違法ファイルをアップロードしてしまうことがあります。
トレントはファイルのダウンロードが完了するまで内容を確認できない仕組みのため、判断が難しいです。
たとえ意図的でなくても、違法ファイルの共有に加担した事実は免れません。
こうしたケースでも、プロバイダに発信者情報の開示請求が届き、個人情報が特定されるおそれがあります。
無用なトラブルを避けるためにもトレントを利用するときは必ず「トレントVPN」を使って自己防衛をしましょう。
トレント VPNの必要性
- 身元特定はIPアドレスから始まる
- IPを隠せばリスクを回避できる
- VPNがIP秘匿の手段となる
トレントで違法ファイルを共有してしまうと、他のユーザーにIPアドレスが公開され、身元特定に繋がる可能性があります。
IPアドレスを秘匿することで、誤って違法共有してしまった場合の民事・刑事リスクを大幅に軽減できます。
VPNを利用することで、実際のIPアドレスではなくVPNサーバーのIPを表示させることができ、安全性を確保できます。
VPNで安全にトレントを使う
- VPNはトレント利用に必須
- IPアドレスを隠して身元特定を防ぐ
- 氏名や住所の漏洩を防止
- 全てのVPNが対応しているわけではない
- 信頼性のあるVPNプロバイダを選ぶ
トレントのリスクを補うには、IPアドレスを秘匿できるVPNの利用が欠かせません。
VPNを使えば、実際のIPアドレスではなくVPNサーバーのIPが表示され、個人特定を回避できます。
VPNサーバーのIPが代わりに表示されることで、ユーザーの個人情報が外部に漏れる心配がありません。
一部のVPNはトレント利用を禁止しているため、対応サービスを選ぶことが重要です。
安全にトレントを利用するには、実績とセキュリティがある信頼できるVPNを選びましょう。
おすすめトレント VPN

NordVPN | |
プラン | 価格(月額) |
1ヶ月 | $12.99(約2025円) |
12ヶ月 | $6.67(約980円) |
24ヶ月 | $3.39(約528円) |
NordVPN
はコスパ良くプライバシーとセキュリティを保護できるため優秀なVPNです。
今すぐ簡単に安全にTorrentを使い始めたいなら真っ先に購入するべきVPNです。
まとめ
この記事では違法ダウンロードの罰則や発覚する理由を解説しました。
- トレントの利用自体に違法性はない
- 違法アップロードは重い刑罰の対象
- トレントは自動的にアップロードも行う
- 加害者にならないために注意が必要
- VPNで自己防衛を徹底しよう
トレントを使うだけでは犯罪になりませんが、著作物のダウンロード・アップロードは著作権法違反に該当します。
違法アップロードは10年以下の懲役、または1000万円以下の罰金と定められており、刑事責任が非常に重くなります。
トレントではダウンロードと同時にアップロードが発生するため、知らぬ間に違法行為に加担してしまうリスクがあります。
自身が違法行為に関与してしまわないよう、トレントの仕組みを理解し慎重に利用する必要があります。
誤って違法ファイルをアップロードした際のリスクを軽減するためにも、NordVPN のような信頼できるトレントVPNの導入が必須です。
参考リンク
- 刑事事件弁護士ナビ:違法ダウンロードで逮捕が出ていない理由と今後逮捕されないための知識
- デイライト法律事務所:違法ダウンロードで逮捕される?弁護士が詳しく解説!
- 知財FAQ:Bitトレントによる著作権侵害の損害賠償の金額はいくらになりますか?
- IT弁護士ナビ:発信者情報開示請求とは?発信者を特定するまでの手続きと流れを解説
- 四谷コモンズ法律事務所:なぜトレントで違法がバレてしまうのか?IPアドレスの仕組みや特定について解説
- LSC綜合法律事務所:ファイル共有ソフトによる違法アップロードに科される刑事罰とは?
- 元検事の弁護士による刑事事件法律相談:違法アップローと著作権について元検事の弁護士が解説