この記事は「Torrentについてわかりやすい解説が欲しい」「Torrentを使う上で注意することを知りたい」という方向けです。
Torrentについて調べるとμTorrent、BitTorrent、VPNなど聞いたことも見たこともない横文字が多く、混乱されてしまうかもしれません。
今回の記事は、これからTorrentを始めてみたい方向けにわかりやすく解説をしていきます。
結論から言えば、Torrentはサーバーを介さないでユーザー同士がファイルを共有し送受信できるための技術です。
Torrentは高速でファイル共有ができるなど便利な反面、使い方を誤ってしまうと 個人情報の漏洩や違法行為で逮捕される危険性があります。
Torrentをこれから始めたい場合は、この記事を最後まで読んで、安全なTorrentの使い方について学びましょう。
この記事では
- Torrentの仕組み
- Torrentの安全な使い方
- Torrentが違法になるケース
などをわかりやすく説明します。
Torrentとは
最初にTorrentとは何かについて解説します。
TorrentはTorrentとはサーバーを介さないでユーザー同士がファイルを共有する技術です。
具体的に説明すると、通常、ダウンロードをするときはファイルがあるサーバーに繋がり、サーバーを通じてダウンロードが行われます。
しかし、Torrentではユーザー同士でファイル共有をするため、サーバーを通さずにダウンロードします。
サーバーーを通さないメリットとしては、サーバーーの負荷状況に依存しない、サーバーー消滅しても他のユーザーがアップロードをし続けている限りファイルの共有が可能などがあります。
冒頭の「μTorren」tや「BitTorrent」はTorrentの技術を使ったソフトウェアの名称で、Torrentはこれらのソフトを通じてファイルを共有します。
Torrentのメリット
ダウンロードが高速
Torrentの最大のメリットは、ファイルのダウンロードが高速なことです。
通常のインターネットでは、上述の通り、「サーバー」を通してダウンロードが行われます。
そのため、多くの容量のファイルをダウンロードすると、 よりダウンロード時間が遅くなる傾向にあります。
しかし、Torrentを使えば、サーバーではなく同じファイルを共有している多くのユーザーからファイルを同時にダウンロードできるため、ダウンロード時間が速くなります。
サーバーに依存しない
Torrent利用のメリット2つめは、「サーバー」に依存しないことです。
通常、ファイルを保持しているサーバーが閉鎖してしまうと、もう 2度と同じファイルをダウンロードすることはできなくなります。
Torrentでは同じファイルを複数のユーザーが共有して保持するため、誰か一人でもファイルを保持している限りファイルがなくなることはありません。
Torrentのデメリット
Torrent利用の最大のデメリットは、 個人情報が漏洩する危険性があることです。
個人情報が漏洩する仕組みには「IPアドレスの共有」が大きく関わってきます。
Torrentの性質上、ファイルを共有すると、 共有しているユーザー全員にIPアドレスが公開されます。
IPアドレスとはオンライン上の住所とお考えください。
IPアドレスの流出による主なリスクは以下の2点です。
- 身元特定によるなりすましなどの標的
- 違法行為で逮捕される
身元特定によるなりすましなどの標的
IPアドレスがハッカーなどに割れてしまうと、 身元特定やなりすましの標的になる危険性があります。
本名や住所、オンラインでの行動などIPアドレスから割り出すことができる情報はたくさんあります。
違法行為で逮捕される
Torrent自体は完全に合法で、ただ利用するだけで逮捕されることはありません。
しかし、 ある特定の使い方では違法になってしまうケースがあります。
書籍や映画・ドラマなど著作権があるファイルを共有すると著作権侵害として違法行為にあたります。
Torrentの仕組み上、ダウンロードだけするつもりでも自動的にアップロードも同時にしているため、知らぬ間に 違法ファイルのアップロードに加担していることになります。
そのため、もし著作権があるものをダウンロードしただけと思っていても、実は自分のパソコンからほかの人にデータをアップロードしているという違法行為を犯している可能性があります。
VPNが必要
Torrent利用のデメリットはどちらもファイル共有者に実際のIPアドレスが共有されることで起こってしまいます。
反対に言えば、実際のIPアドレスを秘匿すればTorrentのデメリットを打ち消すことができます。
IPアドレスを秘匿するために使われているのが、冒頭にもあったVPNというサービスです。
VPNで安全にTorrentを使う
上記のTorrentのデメリットを補うために必須なツールがVPNです。
VPNは「トンネリング」「カプセル化」「暗号化」の主に3つの技術で構成されている、通信においてセキュリティを強固にするサービスのことです。
VPNに接続することで、torrent利用のデメリットである身元特定を回避することができます。
実際のIPアドレスの代わりに、VPNサーバーのIPアドレスが表示されるためです。
VPNサーバーが代わりに表示されることで、ユーザーの氏名や住所などを特定することができず、身元特定には繋がりません。
ただし、全てのVPNがTorrentの利用を許可しているわけではなく、また安心して使えるわけでもありません。
本当に信頼してTorrentを利用できるVPNプロバイダを選択する必要があります。
おすすめTorrent VPN
まとめ
この記事では以下のことについてわかりやすく説明しました。
- Torrentの仕組み
- Torrentの安全な使い方
- Torrentが違法になるケース
Torrentを使う上で特に重要なのは以下の2点です。
- VPNを使って個人情報を保護する
- 著作権を侵害するコンテンツを共有しない
特にVPNを使わないと個人情報が漏洩し、詐欺被害や逮捕に繋がる可能性もあるため、プライバシー保護のためにも必ずVPNを使いましょう。